~戯語感覚~

文学、思想、そしてあるいはその他諸々

2018-01-28から1日間の記事一覧

《箱男》のいるところ。 ~箱男を救済せよ!~

『箱男』は学生時代から何回も読んできた。 安部公房の小説の中では、『砂の女』、『他人の顔』、『燃えつきた地図』と並ぶ傑作だろう(『終りし道の標べに』『けものたちは故郷をめざす』などの実存シリーズを除けば。) 箱男にはいろいろ書きたいことがあ…